嫁がパニック障害になりまして

嫁さんが突然のパニック障害。それから6年が経過し、ようやく回復の兆しが出てきました。これまでの様子を楽しくお伝えします。

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「危ない危ない」ばかりだと、本当の危なさが分からなくなります。

   

 

こんにちは。とっとです。

前回は、一人で里山にハイキングに行き大変なことになったので、昨日は家族と一緒に行ってきました(●´∀`)ノ

 

コチラ⇒『休日にこっそり一人で里山に行ってみたら…。』

 

しかも、昨日は朝から早起きをして、皿洗いや家の雑用をなどなどこなし、休日の良き夫の見本のような姿を充分にアピールすることで、自分の身の安全を確保するという始末。なさけない(;´д`)トホホ…

里山ハイキング パニック障害

 

しかし、サニー(犬)を連れて里山を歩くのは、とても楽しいです。

 

そういえば学生の頃、僕はバイクに寝袋とテントを積んで、あちこち旅をするのが好きでした。その時、必ず鞄に入れていたのは、ウイスキーと野田知佑さんの本でした。

知らない土地で一人テントで寝る夜は、時にはちょっと寂しいものです。そんな時、野田さんと相棒のガクが一緒に川を旅する姿に、とてもワクワクして勇気をもらっていたのを覚えています。

 

いまでは、家族やサニーと一緒に里山を歩きながら、お互いに相棒と呼ぶには心もとないですが、のんびり自然に触れたり遊んだりすると、その時の気持ちを鮮明に思い出します。

 

そういえば、先日、モンベルの会報誌『OUTWARD』に掲載されている野田さんのエッセイを読んでいて、そうだなぁと思うことがあったので、それについてと僕の子ども時代の体験を書いてみます。

最近、川で泳いでいると、「川で遊ぶのはよせ」と言ってくる人がいて、困る。本人は善意のつもりなのだろうが、構わないでいると、警察に通報する。

警察はそういう訴えを取り上げて、やめろ、といいにくる。世界でこんな要らぬお節介をする警察は日本だけだ。

(中略)

日本は世界で一番、水温が高く(本来)きれいな川を持つ国だ。

それを遊泳禁止にし、子どもを川から遠ざけ、川に慣れる機会を奪い、毎年夏には多くの水死者が出ている。

一般の日本人は、こういう判断を学校にまかせているが、そろそろ変えたほうがいい。

(中略)

アウトドアから自由や自己判断を取り上げたら、何も残らないではないか。

遊びは自由だから面白いのだ。

 

モンベルの会報誌『OUTWARD』No.69より抜粋

 

確かに行政というものは、相手の事を思って「危ない」と言っているよりも、何か問題があったとき責任を問われるのが怖いから「我々は注意しました。対策は打ちました。」という言い逃れの為に、動いてるように思います。

 

そういえば、僕も小学生二人を連れて家族で北アルプスに登るという話をすると、数名の大人から、頭ごなしに「危ない。やめたほうがいい。」と言われました。

 

里山散歩 家族 コーギー

 

話は変わりますが、僕は小学生の頃、父親の転勤で3年間沖縄に住んでいたことがあります。

いろいろなところに住み、それぞれに思い出があるのですが、小学生の時に体験した、沖縄の自然、特に「海」は一番思い出に残っています。

 

僕の父親は、長崎のかなり田舎の猟師町で育ち、荒っぽい7人兄弟の真ん中でした。

父親が子どもだった頃、おやつはポケットに詰めた小魚の煮干。遊びは海や川が中心で、最先端の遊びは洗濯板でのボディーボード。夏は学校が終わると毎日波乗りに出かけた。

という自慢なのかよく分からない話を、よく聞かされました。

 

そんな父親でしたから、泳ぎにはかなり自信があったのでしょう。小学生の息子(僕)を船から海に突き落とすということも平気でやってました。

 

それこそ、今では「野蛮で危険な父親」と批判される対象なんだと思います。

 

そんな野蛮な父親でしたが、川でおぼれていた子どもを、2度助けたこともあります。

どこからともなく「大変だー!!」と騒いでいる声が聞こえたかと思うと、気がつくと一緒に歩いていた父がいつのまにか川に飛び込み、子どもを引き上げていました。

 

拍手喝采の中、何事もなかったようにまた歩き出した父が、少し怖い顔で「親が川の遊び方を知らん。」とつぶやいていた意味が、当時は分かりませんでした。

 

野田さんのエッセイを読んでいて、ふっと、子供の頃に粗野で野蛮に思えた父は「危ない危ない」と言葉で言う代わりに、遊びの体験の中から「危ない」を教えてくれた気がしました。

 

現代は、自然以外にも車や事件などがあり、テレビやネットで「危ない」という言葉を聞く機会が増えています。

しかし、なんでも「危ない危ない」と言って遠ざけると、その結果、かえって「怖さ」が分からなくなることって、あるんじゃないでしょうか。

 

冬の気配が漂う里山を家族と散歩しながら、僕自身が考えさせられることでした。

 

山登り 家族 コーギー

 


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